“船場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんば93.3%
ふなば6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次いで旧幕時代からの由緒を誇る船場せんばの店舗が他人の手に渡るようになったが、幸子や雪子はその後も長く父の存生中のことを忘れかねて
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
北組、南組とは大手前おほてまへ本町通ほんまちどほり北側、船場せんば安土町通あづちまちどほり西横堀にしよこぼり以西は神田町通かんだまちどほりさかひにして、市中を二分してあるのである。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
聞ば重五郎は船場ふなばにて横死わうしの由これまつたく儀左衞門殿が手にかけられしに相違さうゐなし然れば御内儀必ず我をうらみ給ふな是皆自業自得じごふじとくあきらめられよと申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)