“船場屋寿久右衛門”の読み方と例文
読み方割合
せんばやすぐえもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬関より乗船れから船場屋寿久右衛門せんばやすぐえもんの処からのった船には、三月の事で皆上方かみがた見物、夫れは/\種々しゅじゅ様々な奴が乗て居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
下ノ関船場屋寿久右衛門せんばやすぐえもんへ宛て鉄屋惣兵衛の名前を書いてちゃんと封をして、明日あす下ノ関に渡てこの手紙を用に立てんと思い、小倉こくらまでたどり付てとまった時はおかしかった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
私の懇意な内で船場屋寿久右衛門せんばやすぐえもんと云う船宿があります、其処そこへお入来いでなされば宜しいと云う。もこの事を態々わざわざ鉄屋に聞かねばならぬと云うのは、実はその時私の懐中かいちゅうに金がない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)