“横死”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうし82.1%
わうし14.3%
わうじ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主君の一子、竹若ぎみの横死おうしは聞いていなくもない。だが、そのいたましい血汐を泥土にした場所がこの辺とはいま知ったのである。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
聞ば重五郎は船場ふなばにて横死わうしの由これまつたく儀左衞門殿が手にかけられしに相違さうゐなし然れば御内儀必ず我をうらみ給ふな是皆自業自得じごふじとくあきらめられよと申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
渋江氏は宴を辞して帰る途上に力士小柳の横死わうじを聞いた。小柳の横死は文久壬戌の四月であつた。即丁巳よりして五年の後、柏軒の京都に往つた前年である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)