横死わうし)” の例文
聞ば重五郎は船場ふなばにて横死わうしの由これまつたく儀左衞門殿が手にかけられしに相違さうゐなし然れば御内儀必ず我をうらみ給ふな是皆自業自得じごふじとくあきらめられよと申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
而して最後に猛然悔悟して、横死わうしせしめし三十有余の癡漢の冥福を祈るに至りしを見よ。之れ即ち粋の本性にはあらずや。
「いや、飛んだお邪魔いたしました。阿倍川町の父上樣は重態ですよ。城彈三郎が横死わうしした上は、御遠慮には及びません。御見舞にいらつしやい」
伯氏あには菊花のちかひを重んじ、命を捨てて百里をしはまことあるかぎりなり。士は今尼子にびて一三六骨肉こつにくの人をくるしめ、此の一三七横死わうしをなさしむるは友とするまことなし。
かけられ越前守殿の白洲しらす呼込よびこみと成しかば久八有し次第を逐一に申立し時既に其場所よりも横死わうし人のとゞけ出けるにより先久八は入牢じゆらう申付られ檢死けんし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あつさて相談さうだんに及ぶは此度このたび不※はからづも感應院の横死わうしせしが子迚ことても無ればあと相續さうぞくさすべき者なしさりとて何時迄いつまでも當院を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)