“何時迄”の読み方と例文
読み方割合
いつまで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああ、お祖母ばあさんは先刻さっき穴へ入って了ったが、もう何時迄いつまで待ても帰って来ぬのだと思うと、急に私は悲しくなってシクシク泣出した。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
しかし何時迄いつまでもみているのは莫迦々々ばかばかしくなって、ぼくと柴山はその場をはずし、なんとなくそこらを散歩してから歩いて帰りました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
あゝ、老いたくない、ちたくない、何時迄いつまでも同じ位置と名誉とを保つて居たい、後進の書生輩などにかぶとを脱いで降参したくない。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)