“いつまで”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
何時迄88.9%
何迄3.7%
何日迄3.7%
永久3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし何時迄いつまでもみているのは莫迦々々ばかばかしくなって、ぼくと柴山はその場をはずし、なんとなくそこらを散歩してから歩いて帰りました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
殘し置其中金二百兩は下女下男五人へ旦那の紀念かたみなれば何迄いつまでも御恩を忘れず御回向ごゑかう申せと云ひ聞せて配分はいぶんしければ皆々なみだながらに押戴おしいたゞ散々ちり/″\にこそ出行けれ夫より先に忠八は喜内の死骸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
して何になりとも有付ありつかせんと思へども新藤夫婦とも此程病氣つき永々なが/\わづらひしが六十日程立て漸々やう/\快氣こゝろよくなりしかば新藤に向ひ偖御前樣方は何迄いつまで只々たゞ/\安閑あんかんとしてはられまじ殊に此程の御病氣にてあづかりの金も多分御遣ひ成れしかばまづ何道どのみちなりと世帶しよたい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
としわかだけすべてに性急せいきふ小六ころくは、あにたのめば今日明日けふあすにもかたくものと、おもんでゐたのに、何日迄いつまでらちかないのみか、まだ先方せんぱう出掛でかけてもれないので、大分だいぶ不平ふへいになつたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それが氣懸きがゝりゆゑ、おれゃもうけっしてこのやみやかたはなれぬ。そなた侍女こしもと蛆共うじどもと一しょにおれ永久いつまで此處こゝにゐよう。おゝ、いまこゝで永劫安處えいがふあんじょはふさだめ、憂世うきよてたこの肉體からだから薄運ふしあはせくびき振落ふりおとさう。