“快氣”のいろいろな読み方と例文
新字:快気
読み方割合
こゝろよく50.0%
くわいき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
致させしに胸先むねさきより小腹せうふくの邊りへ一二しんうついなや立所に全快致しけり勇右衞門は持病ぢびやうゆゑ寒暖かんだんに付ておこる時は急にをさまらぬ症なるに城富の鍼治しんぢにて早速快氣こゝろよくなりける故大いに喜び紙につゝみて金二百疋を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
して何になりとも有付ありつかせんと思へども新藤夫婦とも此程病氣つき永々なが/\わづらひしが六十日程立て漸々やう/\快氣こゝろよくなりしかば新藤に向ひ偖御前樣方は何迄いつまで只々たゞ/\安閑あんかんとしてはられまじ殊に此程の御病氣にてあづかりの金も多分御遣ひ成れしかばまづ何道どのみちなりと世帶しよたい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かたとくと彌々喜悦よろこび居たりける然るに養父五兵衞はれい吝嗇者りんしよくものなれば病中にもたなの事而已のみ心配して居たりしが此程このほど追々おひ/\快氣くわいきしたがたな惣勘定そうかんぢやうをなさんとの事に久八千太郎は人知らぬ胸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)