“くわいき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
囘忌20.0%
回忌20.0%
快氣20.0%
怪奇20.0%
怪詭20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「十三囘忌くわいき、はあ、大分だいぶひさしいあとの佛樣ほとけさまを、あのてあひには猶更なほさら奇特きとくことでござります。」と手拭てぬぐひつかんだを、むねいてかたむいて
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
旦那だんな、くどいことをおたづまをしますやうでござりますが、あのの十三囘忌くわいき今日けふ佛樣ほとけさまは、旦那衆だんなしうでござりますか、それとも御婦人ごふじんで、」
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
盡しけるに母も父が七回忌くわいきあたとし病死なしければ傳吉の愁傷しうしよう大方ならずかつ親類しんるゐは只當村たうむらをさ上臺憑司かみだいひようじ而已のみなれ共是は傳吉の不如意をきらひ出入を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
時に正徳四年ふゆ十二月義士十三回忌くわいきの時に當り庄左衞門は下僕げぼくの爲に切殺されしはしかも大石より與へられし則光の刀なりと小山田が不義ふぎてんなんゆるし給はんや又直助は御尋ね者となり近き頃まで諸所の關所に直助が人相書にんさうがきりしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かたとくと彌々喜悦よろこび居たりける然るに養父五兵衞はれい吝嗇者りんしよくものなれば病中にもたなの事而已のみ心配して居たりしが此程このほど追々おひ/\快氣くわいきしたがたな惣勘定そうかんぢやうをなさんとの事に久八千太郎は人知らぬ胸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ガラツ八は事件の眞相の怪奇くわいきさに壓倒されて口もきけません。
樹が多ければ、山が潤ふ、水が清くなる、空氣が好くなる、景色が乾枯かんこ怪詭くわいきといふイヤな味を出さなくなる、人をして親しみと懷かしみとを覺えさせる。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)