“猶更”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なおさら57.8%
なほさら34.4%
なおさ6.7%
なほさ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それに二三日、負傷(けが)をする者がありますから、猶更(なおさら)、此の礁は竜王様がおるとか、竜王様の惜(おし)みがかかっておるとか申しまして」
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
人の上に立つものはそれだけに苦労が多く、里方がこの様な身柄では猶更(なほさら)のこと人に侮(あなど)られぬやうの心懸けもしなければ成るまじ
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「だから、猶更(なおさ)ら恐ろしいのです。奴のやり口には、何だか途方もない、桁(けた)はずれなところがあります。決して尋常の敵ではありません」
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
まこと言ひ交(かは)せし事だになけれども、我のみの哀れは中々に深さの程こそ知れね、つれなき人の心に猶更(なほさ)ら狂ふ心の駒を繋がむ手綱(たづな)もなく、此の春秋(はるあき)は我身ながら辛(つら)かりし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)