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猶且
ふりがな文庫
“猶且”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
なおか
28.6%
なほかつ
28.6%
なほか
14.3%
やはり
14.3%
やつぱり
7.1%
なおかつ
7.1%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なおか
(逆引き)
此光輝ある時期に際会しながら、
猶且
(
なおか
)
つ厭世哲学を説くハルトマンの如きは
畢竟
(
ひっきょう
)
ずるに一種の精神病者に過ぎないと彼は断言した。
点頭録
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
猶且(なおか)の例文をもっと
(4作品)
見る
なほかつ
(逆引き)
余に至つては、
更
(
さら
)
に懐疑の方向に一歩を進めて、
其
(
その
)
言辞を実現し得たる時にすら、
猶且
(
なほかつ
)
其誠実を残りなく認むる
能
(
あた
)
はざるを悲しむものである。
艇長の遺書と中佐の詩
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
猶且(なほかつ)の例文をもっと
(4作品)
見る
なほか
(逆引き)
広瀬河畔の晩翠を知らむと欲せば、必ずしも之を詩を知る者に聞くを要せざる也。
僻陬
(
へきすう
)
の
村夫子
(
そんふうし
)
猶且
(
なほか
)
つ彼が名を記して幸福なる詩人と云ふ。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
猶且(なほか)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
やはり
(逆引き)
ミハイル、アウエリヤヌヰチも
猶且
(
やはり
)
、
初中終
(
しよつちゆう
)
、アンドレイ、エヒミチを
訪問
(
たづ
)
ねて
來
(
き
)
て、
氣晴
(
きばらし
)
を
爲
(
さ
)
せることが
自分
(
じぶん
)
の
義務
(
ぎむ
)
と
心得
(
こゝろえ
)
てゐる。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
猶且(やはり)の例文をもっと
(2作品)
見る
やつぱり
(逆引き)
おつぎは
燒趾
(
やけあと
)
の
始末
(
しまつ
)
の
忙
(
せは
)
しい
間
(
あひだ
)
にも
時々
(
とき/″\
)
卯平
(
うへい
)
を
見
(
み
)
た。
然
(
しか
)
し
卯平
(
うへい
)
を
慰
(
なぐさ
)
めるに一
錢
(
せん
)
の
蓄
(
たくは
)
へもないおつぎは
猶且
(
やつぱり
)
何
(
なん
)
の
方法
(
はうはふ
)
も
手段
(
しゆだん
)
も
見出
(
みいだ
)
し
得
(
え
)
なかつたのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
猶且(やつぱり)の例文をもっと
(1作品)
見る
なおかつ
(逆引き)
雪之丞の父親を
籠絡
(
ろうらく
)
して、不義の富を重ねていた頃、最高級の長崎奉行の重職を占め、本地の他に、役高千石、役料四千四百俵、役金三千両という高い給料を幕府から受けながら、
猶且
(
なおかつ
)
慊
(
あきた
)
らず
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
猶且(なおかつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
猶
常用漢字
中学
部首:⽝
12画
且
常用漢字
中学
部首:⼀
5画
“猶”で始まる語句
猶
猶予
猶太
猶更
猶太人
猶々
猶豫
猶子
猶與
猶大
“猶且”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
三上於菟吉
アントン・チェーホフ
尾崎士郎
石川啄木
長塚節
泉鏡花
夏目漱石
芥川竜之介