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やつぱり
ふりがな文庫
“やつぱり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
矢張
88.5%
猶且
1.9%
仍且
1.9%
依然
1.9%
依旧
1.9%
果然
1.9%
猶旦
1.9%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
矢張
(逆引き)
実は君の叔父さんからも
種々
(
いろ/\
)
御話が有ましたがね、叔父さんも
矢張
(
やつぱり
)
左様
(
さう
)
いふ意見なんです。何とか君、
巧
(
うま
)
い工夫はあるまいかねえ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
やつぱり(矢張)の例文をもっと
(46作品)
見る
猶且
(逆引き)
おつぎは
燒趾
(
やけあと
)
の
始末
(
しまつ
)
の
忙
(
せは
)
しい
間
(
あひだ
)
にも
時々
(
とき/″\
)
卯平
(
うへい
)
を
見
(
み
)
た。
然
(
しか
)
し
卯平
(
うへい
)
を
慰
(
なぐさ
)
めるに一
錢
(
せん
)
の
蓄
(
たくは
)
へもないおつぎは
猶且
(
やつぱり
)
何
(
なん
)
の
方法
(
はうはふ
)
も
手段
(
しゆだん
)
も
見出
(
みいだ
)
し
得
(
え
)
なかつたのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それから
又
(
また
)
四
日目
(
かめ
)
に
佛
(
ほとけ
)
を
送
(
おく
)
つて
村落
(
むら
)
の
者
(
もの
)
は
黄昏
(
たそがれ
)
の
墓地
(
ぼち
)
に
落
(
お
)
ち
合
(
あ
)
うた。
蛇
(
へび
)
は
猶且
(
やつぱり
)
棺臺
(
くわんだい
)
の
陰
(
かげ
)
を
去
(
さ
)
らなかつた。
蛇
(
へび
)
は
自由
(
じいう
)
に
匍匐
(
はらば
)
ふには
餘
(
あま
)
りに
瘡痍
(
きず
)
が
大
(
おほ
)
きかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
やつぱり(猶且)の例文をもっと
(1作品)
見る
仍且
(逆引き)
「
然
(
さ
)
う
有仰
(
おつしや
)
れば、女だツて
仍且
(
やつぱり
)
然
(
さ
)
うでございませうよ。出來る事なら
獨
(
ひとり
)
でゐた方が幾ら
氣樂
(
きらく
)
だか知れやしません。」と
冷
(
ひやゝか
)
にいふ。
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
今日は日曜だから、お前と一
緒
(
しよ
)
に
何處
(
どこ
)
へか出掛けやうと思ツてゐたんだが、これぢや
仍且
(
やつぱり
)
家
(
うち
)
で
睨合
(
にらみあひ
)
をしてゐるしかないな。
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
やつぱり(仍且)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
依然
(逆引き)
深
(
ふか
)
い
罪惡
(
ざいあく
)
を
包藏
(
はうざう
)
して
居
(
ゐ
)
ない
其
(
そ
)
の
夜
(
よ
)
の
事件
(
じけん
)
はそれで
濟
(
す
)
んだ。
勘次
(
かんじ
)
は
依然
(
やつぱり
)
おつぎには
只
(
たゞ
)
一
(
ひと
)
つしか
無
(
な
)
い
大樹
(
たいじゆ
)
の
陰
(
かげ
)
であつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
白晝
(
ひる
)
の
日
(
ひ
)
は
横頬
(
よこほゝ
)
に
暑
(
あつ
)
い
程
(
ほど
)
に
射
(
さ
)
し
掛
(
か
)
けたが
周圍
(
あたり
)
は
依然
(
やつぱり
)
冷
(
つめ
)
たかつた。
堀
(
ほり
)
の
淺
(
あさ
)
い
水
(
みづ
)
には
此
(
こ
)
れも
冷
(
つめ
)
たげに
凝然
(
ぢつ
)
と
身
(
み
)
を
沈
(
しづ
)
めた
蛙
(
かへる
)
が
默
(
だま
)
つて
彼
(
かれ
)
を
見
(
み
)
て
居
(
ゐ
)
た。
遠
(
とほ
)
い
田圃
(
たんぼ
)
を
彼
(
かれ
)
は
前後
(
ぜんご
)
に
只
(
たゞ
)
一人
(
ひとり
)
の
行人
(
かうじん
)
であつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
やつぱり(依然)の例文をもっと
(1作品)
見る
依旧
(逆引き)
さうして
依旧
(
やつぱり
)
鴫沢
(
しぎさわ
)
の跡は貫一さんに
取
(
とら
)
して下さいよ、それでなくては私の気が済まないから。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
やつぱり(依旧)の例文をもっと
(1作品)
見る
果然
(逆引き)
だものだから、近頃ぢや、貴方に逢ふと
直
(
ぢき
)
に涙が出て、何だか悲くばかりなるのが不思議だと思つてゐたら、
果然
(
やつぱり
)
かう云ふ事になる
讖
(
しらせ
)
だつたんでせう。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
やつぱり(果然)の例文をもっと
(1作品)
見る
猶旦
(逆引き)
それでも
猶旦
(
やつぱり
)
騙
(
だま
)
されぬ
時
(
とき
)
は
小
(
ちひ
)
さな
穴
(
あな
)
から
熱湯
(
ねつたう
)
をぽつちりと
臀
(
しり
)
に
注
(
そゝ
)
げば
蛸
(
たこ
)
は
必
(
かなら
)
ず
慌
(
あわ
)
てゝ
漁師
(
れふし
)
の
前
(
まへ
)
に
跳
(
をど
)
り
出
(
だ
)
す。
熱
(
あつ
)
い一
滴
(
てき
)
によつて
容易
(
ようい
)
に
蛸
(
たこ
)
は
騙
(
だま
)
されるのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
やつぱり(猶旦)の例文をもっと
(1作品)
見る
検索の候補
やはり
なほかつ
やツぱり
やっぱり
きうにより
いぜん
かぜん
くわぜん
はたして
なおか