“はたして”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
果然25.0%
果而25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卞和へんくわが玉も剖之これをわればうちはたして有玉たまありといへば、石中に玉をはらみたる事鍛冶かぢくだきたる玉卞和へんくわが玉にるゐせり。
果然はたして夫の病気はたたみの目一つずつ漸々快方に向って、九年の後死んだ。顔の蒼白い、頬骨ほおぼねの高い、眼のすごい、義太夫語りの様な錆声さびごえをした婆さんである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
今日早夕飯を食って居ると、北からやりと風が来た。眼を上げると果然はたして、北に一団紺靛色インジゴーいろの雲が蹲踞しゃがんで居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
果而はたしてウムといってくれるだろうか。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)