“僻陬”の読み方と例文
読み方割合
へきすう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして今年の七月十四日に「全計画の成否を決定すべき一弾」がニューメキシコ州僻陬へきすう荒蕪地こうぶちに建てられた鉄塔の上につるされるまでは
原子爆弾雑話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
広瀬河畔の晩翠を知らむと欲せば、必ずしも之を詩を知る者に聞くを要せざる也。僻陬へきすう村夫子そんふうし猶且なほかつ彼が名を記して幸福なる詩人と云ふ。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
実隆の交遊広く、雷名の僻陬へきすうまで及んでおったことは、日本のはてから彼を尋ねて来る者の多かったのでも推すことができる。