“桁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けた92.7%
げた4.6%
ヤード0.9%
ゆき0.9%
ケタ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今度は断然けたちがいに感度を低下してしまって、もう拡声器では聞かれなくて、テレフォンでやっと聞こえるようになってしまった。
ラジオ雑感 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
近くの紀伊の国橋のはしげたを鳴らして、重い荷を積んだ大八車の通り過ぎて行く音が、どうかするとかみなりのように大きく長く、つづいていた。
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形 (新字新仮名) / 林不忘(著)
前檣楼の下のヤードに、するすると信号旗があがった。下では当直の大きな叫声さけびごえ
浮かぶ飛行島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
同時に、そのかたわらのもう一人、瞳を返して、三造は眉をひそめた。まさしく先刻のばばらしい。それが、黒い袖のゆき短かに、しわの想わるる手をぶらりと、首桶くびおけか、骨瓶こつがめか、風呂敷包を一包ひとつつみ提げていた。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
十三年に一度、其年の八月の一日から三日間、殿庭トンニヤアとも、あさぎナアともいふ、神あしやげ前のアキ地に、ケタ七つに板七枚渡した低い橋を順々に渡つて、あしやげの中に入るのである。此を七つ橋といふ。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)