“滑桁”の読み方と例文
読み方割合
すべりけた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滑桁すべりけたのきしみと、凍った雪を蹴るひづめの音がそこにひびくばかりであった。それも、曠野の沈黙に吸われるようにすぐどこかへ消えてしまった。
(新字新仮名) / 黒島伝治(著)
酒場のある向うの丘からこちらの丘へ燈火をつけない橇が凍った雪に滑桁すべりけたをきし/\鳴らせ、線路に添うて走せてきた。
氷河 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)