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『橇』
ふりがな文庫
『
橇
(
そり
)
』
鼻が凍てつくような寒い風が吹きぬけて行った。 村は、すっかり雪に蔽われていた。街路樹も、丘も、家も。そこは、白く、まぶしく光る雪ばかりであった。 丘の中ほどのある農家の前に、一台の橇が乗り捨てられていた。客間と食堂とを兼ねている部屋からは、 …
著者
黒島伝治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約39分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
炬
(
こ
)
踵
(
かがと
)
俺
(
お
)
儲
(
もうか
)
捷
(
すばや
)
誰
(
だ
)
固
(
かたま
)
お前
(
テイ
)
捷
(
はし
)
錆
(
さ
)
恨
(
うらみ
)
距
(
へだた
)
嗄
(
しわが
)
据
(
すわ
)
肉
(
じし
)
阿呆
(
あほ
)
纏
(
まとま
)
凍
(
こご
)
繰
(
くり
)
赭
(
あか
)
罵
(
ののし
)
肥
(
ふと
)
糧秣
(
りょうまつ
)
肺尖
(
はいせん
)
稍
(
やや
)
磨
(
みが
)
癒
(
なお
)
膝頭
(
ひざがしら
)
蒼白
(
あおじろ
)
開
(
あ
)
麓
(
ふもと
)
髯
(
ひげ
)
馳
(
は
)
馭者
(
ぎょしゃ
)
馬乗
(
うまのり
)
顎
(
あご
)
頸
(
くび
)
鞭
(
むち
)
蔽
(
おお
)
銃先
(
つつさき
)
這入
(
はい
)
辷
(
すべ
)
身体
(
からだ
)
蹄
(
ひづめ
)
橇
(
そり
)
貰
(
もら
)
親爺
(
おやじ
)
可憐
(
かれん
)
嗄
(
か
)
喋
(
しゃべ
)
咯
(
は
)
呻
(
うめ
)
呪
(
のろ
)
呟
(
つぶや
)
叱咤
(
しった
)
叱
(
しか
)
嘴
(
くちばし
)
刷毛
(
はけ
)
凍
(
い
)
僅
(
わず
)
傍
(
そば
)
些細
(
ささい
)
乾草
(
ほしくさ
)
下手
(
へた
)
一寸
(
ちょっと
)
慄
(
ふる
)
漬物
(
つけもの
)
滑桁
(
すべりけた
)
殴
(
なぐ
)
殆
(
ほとん
)
易々
(
やすやす
)
支度
(
したく
)
揃
(
そろ
)
掠奪
(
りゃくだつ
)
疲憊
(
ひはい
)
悉
(
ことごと
)
怒
(
おこ
)
尖
(
とが
)
威嚇
(
いかく
)
如何
(
いか
)
外套
(
がいとう
)
執念
(
しゅうね
)
嘶
(
いなな
)