“漬物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つけもの85.7%
がっこ3.6%
ここ3.6%
ピックル3.6%
ピツクル3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おれのは漬物つけものだよ。お前のうちぢゃきのこの漬物なんか喰べないだらうから茶いろのを持って行った方がいゝやな。煮て食ふんだらうから。」
(新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「それで税金の方は誤魔化そうとしているし、町会さ当選した時だって、酒こ二升しか買わねえってな。あそこのお母さん、漬物がっこもってきたきりで『これで飲んでたんえ』って言ったとさ。『もう、こりごりだ』って、便利屋の爺ちゃ言ってたぜ」
凍雲 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
「お漬物ここは。」と米はたずねた。
(新字新仮名) / 横光利一(著)
奴はなげえこと己をこき使いやがったよ、畜生! 己ぁあの船室ケビンへ入りてえんだ、そうさ。奴らの漬物ピックルだの葡萄酒だの何だのがほしいんだ。
此頃は何でも食べられる樣になつた、唯生肴ローフイツシユ(刺身の事であらう)と漬物ピツクルの一種(澤庵らしい)だけはまだ好きになれぬ