“糧秣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうまつ85.7%
かいば7.1%
まぐさ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けだし相互の侵略に際して、運び去り得ない一切の糧秣りょうまつと食糧はこれを焼き払い打ち毀すのが一般のならいらしいからである1
彼はもと高崎たかさきにいた。そうして其所そこにある兵営に出入しゅつにゅうして、糧秣かいばを納めるのが彼の商買しょうばいであった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そのほか随身などの者は栗栖野くるすのしょうが近いはずだから、そのほうへ皆やって、馬に糧秣まぐさをやったりさせることにして、ここで騒がしく人声などは立てさせぬようにしてくれ。
源氏物語:39 夕霧一 (新字新仮名) / 紫式部(著)