“荘”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
しょう37.5%
そう20.8%
さう16.7%
いへ4.2%
おごそ4.2%
かざ4.2%
かざり4.2%
しやう4.2%
むら4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「冗談じゃない。このあたり三百里四方きッての、しょうのおあるじだアね。つまり地頭じとうの大旦那さまだ。よく拝んでおきなせえ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それはまあしかたがない。こんな小さな家には、庵ぐらいがちょうどいいよ。かくとかそうとかでは大げさすぎる。はっはっ。」
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
其時分そのじぶんはまだ一ヶのさういへ二十けんあつたのが、むすめて一にち、つひほだされて逗留たうりうした五日目かめから大雨おほあめ降出ふりだした。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
我がいへにもしばしばまうで給うて、いとも三五うらなく仕へしが、去年こぞの春にてありける。
また暫く待って七宝で飾った宮殿を過ぎて極楽ごとき中殿に到る、六十ばかりの人微妙に身をかざり出で来り、強いてかの男を微妙いみじき帳床に坐らせ
一 身のかざりも衣裳の染色模様なども目にたゝぬ様にすべし。身と衣服とのけがれずしてきよげなるはよし。すぐれきよらを尽し人の目に立つ程なるはあしし。只我身に応じたるを用べし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
日を期して僕等をベル・※ユウのしやう招待せうだいし、翁の製作を観せるついでなほデツサンの展覧会について細かな協議をしようと云はれ、其れから話は日本の芸術に移つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
「ただやみくもに歩いても、迷うばかりでむらの外へは抜け出られませんぞ。白楊樹はくようじゅが正しい道の目じるしです。曲がり角へ出たら、なんでも白楊の立木を目あてに折れ進んで行ってください」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)