さう)” の例文
旧字:
其時分そのじぶんはまだ一ヶのさういへ二十けんあつたのが、むすめて一にち、つひほだされて逗留たうりうした五日目かめから大雨おほあめ降出ふりだした。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
○およそわが越後に名高く七不思議なゝふしぎにかぞへいふ蒲原郡かんばらごほり如法寺村によほふじむら百姓さう右エ門(七兵衛孫六が家にも地火あり)が家にある地中よりもゆる火は、あまねく人の知る所なれども
これ迄竪長いゴシツクを見慣れてた目にこの方形ほうけいに大きな伊太利イタリイ式ゴシツクのさう美と優美とを兼ねた外観に驚かされた。外壁ぐわいへきの上の彫像は二千あると云ふが一一いちいちい形をして居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
○およそわが越後に名高く七不思議なゝふしぎにかぞへいふ蒲原郡かんばらごほり如法寺村によほふじむら百姓さう右エ門(七兵衛孫六が家にも地火あり)が家にある地中よりもゆる火は、あまねく人の知る所なれども
寛文くわんぶんのむかしさう右エ門が(如法寺村)にはにてふいごをつかひたる時よりもえはじめしとぞ。前にいふ井中の火も医者いしや挑灯てうちんを井の中へさげしゆゑその陽火にてもえいだしたるなるべし。
寛文くわんぶんのむかしさう右エ門が(如法寺村)にはにてふいごをつかひたる時よりもえはじめしとぞ。前にいふ井中の火も医者いしや挑灯てうちんを井の中へさげしゆゑその陽火にてもえいだしたるなるべし。