“大雨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいう43.5%
おおあめ30.4%
おほあめ26.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妻や伯母（をば）はとり合はなかつた。殊に妻は「このお天気に」と言つた。しかし二分とたたないうちに珍らしい大雨（たいう）になつてしまつた。
鵠沼雑記 (新字旧仮名) ／ 芥川竜之介(著)
すると、乙（おつ）の貯（たくわ）えておいた水（みず）の尽（つ）きかかったころ、にわかに空（そら）が曇（くも）って大雨（おおあめ）が降（ふ）ってきました。そして一時（じ）に井戸（いど）には水（みず）が出（で）て、草木（くさき）が蘇返（よみがえ）りました。
神は弱いものを助けた (新字新仮名) ／ 小川未明(著)
關取（せきとり）、ばんどり、おねばとり、と拍子（ひやうし）にかゝつた言（ことば）あり。負（ま）けずまふは、大雨（おほあめ）にて、重湯（おもゆ）のやうに腰（こし）が立（た）たぬと云（い）ふ後言（しりうごと）なるべし。
寸情風土記 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花(著)