“大驟雨”の読み方と例文
読み方割合
おおゆうだち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちま大驟雨おおゆうだちとなったので、蒼くなって駈出かけだして帰ったが、うちまでは七、八町、その、びしょ濡れさ加減かげん思うべしで。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ああ、われら父子もついに、ここで非命の死をうけるのか」となげきかなしんでいたが、なおこの父子の天運が強かったものだろうか、時しも沛然はいぜんとして大驟雨おおゆうだちが降ってきた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)