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沛然
ふりがな文庫
“沛然”の読み方と例文
読み方
割合
はいぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はいぜん
(逆引き)
呆然たる松吉の方を、それ見たかといわん
許
(
ばか
)
りの眼つきで睨んで、北鳴四郎は
沛然
(
はいぜん
)
たる雨の中を、稲田老人と共に駈けだしていった。
雷
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
沛然
(
はいぜん
)
として金銀の色に落ちて来た、と同時に例の
嫁入
(
よめいり
)
行列の影は
何町
(
なんちょう
)
を
往
(
い
)
ったか、姿は一団の霧に隠れて
更
(
さ
)
らに
透
(
すか
)
すも見えない。
菜の花物語
(新字新仮名)
/
児玉花外
(著)
突然強風が吹起こって家を揺るがし雨戸を震わすかと思うと、それが急にまるで嘘をいったように止んでただ
沛然
(
はいぜん
)
たる雨声が耳に
沁
(
し
)
みる。
雨の上高地
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
沛然(はいぜん)の例文をもっと
(47作品)
見る
沛
漢検1級
部首:⽔
7画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
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沛
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沛国
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