“たいう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大雨95.2%
大禹4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかして遠景の大雨たいうにかすみ渡れるさまは薄墨の描法しんに驚くべきものあり。Henriアンリー Veverヴェヴェール が蒐集中の一板画もまた甚だし。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
原口はらぐちたき、いはれあり、さんぬる八日やうか大雨たいう暗夜あんや、十ぎて春鴻子しゆんこうしきたる、くるまよりづるに、かほいろいたましくひたりて、みちなる大瀧おほたきおそろしかりきと。
逗子だより (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
けだし聞く、大禹たいうかなえて、神姦鬼秘しんかんきひ、その形を逃るるを得るなく、温嶠おんきょうさいを燃して、水府竜宮、ともにその状を現わすを得たりと。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)