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慘
ふりがな文庫
“慘”のいろいろな読み方と例文
新字:
惨
読み方
割合
むご
35.5%
みじ
22.6%
いた
12.9%
さん
12.9%
いたま
9.7%
いたは
3.2%
むごた
3.2%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むご
(逆引き)
あんな
慘
(
むご
)
たらしい目に逢はせた、惡者を擧げて下さいますやうに。私はもう、
喉笛
(
のどぶえ
)
へ噛み付いてやりたいやうな心持になつて居ります
銭形平次捕物控:180 罠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
慘(むご)の例文をもっと
(11作品)
見る
みじ
(逆引き)
さうして、その人たちと一緒にゐた時は、隨分
慘
(
みじ
)
めだつた。その小さな孃さんの
他
(
ほか
)
には、彼女は、たつたひとりで住んでゐるのかしら。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
慘(みじ)の例文をもっと
(7作品)
見る
いた
(逆引き)
否、それに
忍從
(
にんじう
)
し、それに
屈伏
(
くつぷく
)
して、
慘
(
いた
)
ましき二重の生活を續けて行く外に此の世に生きる方法を有たないではないか。
歌のいろ/\
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
慘(いた)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
さん
(逆引き)
何しろ
腕
(
うで
)
一
杯
(
ぱい
)
のところを見せて、
少
(
すくな
)
くとも日本の
洋畫界
(
やうぐわかい
)
に一
生面
(
せいめん
)
を
開
(
ひら
)
かうといふ
野心
(
やしん
)
であツたから、其の用意、其の
苦心
(
くしん
)
、實に
慘
(
さん
)
憺たるものであツた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
慘(さん)の例文をもっと
(4作品)
見る
いたま
(逆引き)
原口
(
はらぐち
)
の
瀧
(
たき
)
、いはれあり、
去
(
さん
)
ぬる
八日
(
やうか
)
大雨
(
たいう
)
の
暗夜
(
あんや
)
、十
時
(
じ
)
を
過
(
す
)
ぎて
春鴻子
(
しゆんこうし
)
來
(
きた
)
る、
俥
(
くるま
)
より
出
(
い
)
づるに、
顏
(
かほ
)
の
色
(
いろ
)
慘
(
いたま
)
しく
濡
(
ぬ
)
れ
漬
(
ひた
)
りて、
路
(
みち
)
なる
大瀧
(
おほたき
)
恐
(
おそろ
)
しかりきと。
逗子だより
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
慘(いたま)の例文をもっと
(3作品)
見る
いたは
(逆引き)
過れば一望の原野開墾
年々
(
とし/″\
)
にとゞきて田畑多しこれ古戰塲
桔梗
(
きゝやう
)
ヶ
原
(
はら
)
雨持つ空暗く風
慘
(
いたは
)
し六十三塚など小さき丘に殘れり當年の矢叫び
鬨
(
とき
)
の聲
必竟
(
ひつきやう
)
何の爲ぞ
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
慘(いたは)の例文をもっと
(1作品)
見る
むごた
(逆引き)
けたゝましく音を立てて燃える
松明
(
まつ
)
の光は、一しきり赤くゆらぎながら、忽ち狹い
輫
(
はこ
)
の中を鮮かに照し出しましたが、
𨋳
(
とこ
)
の上に
慘
(
むごた
)
らしく、鎖にかけられた女房は——あゝ、誰か見違へを致しませう。
地獄変
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
慘(むごた)の例文をもっと
(1作品)
見る
慘
部首:⼼
14画
“慘”を含む語句
悲慘
慘酷
慘憺
無慘
慘状
陰慘
凄慘
慘事
慘害
慘劇
慘殺
慘澹
苦慘
苦心慘憺
無慘々々
晦冥陰慘
慘虐
慘絶
慘礉
慘忍
...
“慘”のふりがなが多い著者
嘉村礒多
押川春浪
三島霜川
樋口一葉
アリギエリ・ダンテ
素木しづ
葛西善蔵
蒲原有明
若山牧水
石川啄木