“慘事”の読み方と例文
新字:惨事
読み方割合
さんじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自害じがいを見付けたのは、早起はやおきの良助と太吉、雨戸を繰つて、春の朝風を入れる時、この慘事さんじに氣がついた——といふことは、先刻他の奉公人達から聽いたことでした。
たゞみなとおくではかような大事變だいじへんおこしてゐるにかゝはらず數十町すうじつちよう沖合おきあひではまつたくそれに無關係むかんけいであつて當時とうじそこを航行中こう/\ちゆうであつた石油發動機船せきゆはつどうきせん海岸かいがんけるかゝる慘事さんじ
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
ヴェスヴィオ噴火ふんかによるポムペイ全滅ぜんめつ慘事さんじまさるともおとることなきほどの出來事できごとであつた。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)