“田荘”のいろいろな読み方と例文
旧字:田莊
読み方割合
なりどころ50.0%
ナリドコロ25.0%
ナクドマル25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
刈り上げの秋になると、夫と離れて暮す年頃に達した夫人などは、よく其家の田荘なりどころへ行つて、数日を過して来るやうな習はしも、絶えることなくくり返されて居た。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
刈り上げの秋になると、夫と離れて暮す年頃に達した夫人などは、よく其家の遠い田荘ナリドコロへ行つて、数日を過して来るやうな習しも、絶えることなく、くり返されて居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此郷近くに田荘ナクドマルを持つて、奈良に数代住みついた豪族の一人も、あの日は帰つて来て居た。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)