“挑灯”のいろいろな読み方と例文
旧字:挑燈
読み方割合
てうちん42.9%
ちょうちん28.6%
ちやうちん14.3%
ぢょうちん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先年蒲原郡の内或家あるいへにて井をほりしに、其夜医師いし来りて井を掘し㕝をきゝ、家にかへる時挑灯てうちんを井の中へ入れそのあかしにて井を見て立さりしに
左右の壁際には衝立ついたての裏表に腰掛と卓子テーブルとをつけたようなボックスとかいうものが据え並べてあって、天井からは挑灯ちょうちんに造花
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
しぼり掛け/\てこゝろみしに何れも血は流れて骨に入ずかゝる所へ挑灯ちやうちんひかりえしかば人目に掛り疑ひを受ては如何と早々さう/\木立こだちなかへ身をぞひそめける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
小豆あずき色の十徳に、投げ頭巾をかぶり、袖口から小田原挑灯ぢょうちんをぶらさげて一閑は歩いている。人品のいい、かない気性の老人に思われた。
濞かみ浪人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)