挑灯てうちん)” の例文
旧字:挑燈
先年蒲原郡の内或家あるいへにて井をほりしに、其夜医師いし来りて井を掘し㕝をきゝ、家にかへる時挑灯てうちんを井の中へ入れそのあかしにて井を見て立さりしに
としおそしと待居たり然るにあけ寅刻頃なゝつごろとも思ふ頃はるかに聞ゆる驛路えきろすゞ馬士唄まごうたこゑ高々たか/″\と來掛る挑灯てうちん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
先年蒲原郡の内或家あるいへにて井をほりしに、其夜医師いし来りて井を掘し㕝をきゝ、家にかへる時挑灯てうちんを井の中へ入れそのあかしにて井を見て立さりしに
そのすがたはつねより長く作りたる挑灯てうちん日参につさんなどの文字もじをふとくしるしたるをもちはだかにてれいをふりつゝとくはしりておもひ/\にこゝろざす所の神仏へまゐる也。
寛文くわんぶんのむかしさう右エ門が(如法寺村)にはにてふいごをつかひたる時よりもえはじめしとぞ。前にいふ井中の火も医者いしや挑灯てうちんを井の中へさげしゆゑその陽火にてもえいだしたるなるべし。
寛文くわんぶんのむかしさう右エ門が(如法寺村)にはにてふいごをつかひたる時よりもえはじめしとぞ。前にいふ井中の火も医者いしや挑灯てうちんを井の中へさげしゆゑその陽火にてもえいだしたるなるべし。