“日参”のいろいろな読み方と例文
旧字:日參
読み方割合
にっさん69.2%
につさん23.1%
ひまゐり7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山城屋の夫婦はいつまでも子のないのを悲しんで、近所の不忍しのばずの弁天堂に三七日さんしちにちのあいだ日参にっさんして、初めて儲けたのがお此であった。
半七捕物帳:13 弁天娘 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そのすがたはつねより長く作りたる挑灯てうちん日参につさんなどの文字もじをふとくしるしたるをもちはだかにてれいをふりつゝとくはしりておもひ/\にこゝろざす所の神仏へまゐる也。
日も西山せいざんにかたむき、折ふししよぼ/\雨のふるをいとはず、歩きをたのしみにうでこきする男、曾我宮そがのみや日参ひまゐり此所ここを通りけるに、池の中より『もしもし』と呼びかくる。
案頭の書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)