“ちやうちん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
提灯82.8%
提燈13.8%
堤燈2.3%
挑灯1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鄰家となりはと、あなからすこし、はなさきして、のぞくと、おなじやうに、提灯ちやうちん家族みんなそでつゝんでる。たましひなんど守護しゆごするやうに——
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
此事は、よしやかゝる望を抱いたことが将門にあつたとしても、謀反といふこととは余りに懸離かけはなれて居て、提燈ちやうちんと釣鐘、釣合が取れ無さ過ぎる。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
それから堤燈ちやうちん蝋燭らふそくをともして、夜警やけい詰所つめしよへ出かけるのです。以上。
しぼり掛け/\てこゝろみしに何れも血は流れて骨に入ずかゝる所へ挑灯ちやうちんひかりえしかば人目に掛り疑ひを受ては如何と早々さう/\木立こだちなかへ身をぞひそめける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見よ其節そのせつの盜人であらうがなと申さるゝに馬士まごはヘイ御意に御座りますいま夜明前よあけまへとは申ながら挑灯ちやうちんも御座りました故隨分ずゐぶんたしかに見覺えてをります成程此者に相違は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)