“ひさげとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
堤燈50.0%
提燈50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又高き窓なる人々は竿に着けたる堤燈ひさげとうさし出して誇貌ほこりがほなるを、屋根に這ひ出でたる男ども竿の尖に紛※てふき結びたるを揮ひて、これをさへ拂ひ消すめり。
處々に懸けし招牌せうはいには押韻あふゐんしたる文もて精進食せじみしよくの名を列べ擧げたり。夕になれば緑葉の下にいろどりたる提燈ひさげとうれり。雜食品賣る此頃の店は我穉き目に空想界を現ぜる如く見えにき。