大正十二年九月一日の大震に際してたいしょうじゅうにねんくがつついたちのだいしんにさいして
一大震雑記大正十二年八月、僕は一游亭と鎌倉へ行き、平野屋別荘の客となつた。僕等の座敷の軒先はずつと藤棚になつてゐる。その又藤棚の葉の間にはちらほら紫の花が見えた。八月の藤の花は年代記ものである。そればかりではない。後架の窓から裏庭を見ると、 …
作品に特徴的な語句
きつ 両脚りやうきやく 姉弟してい なんぢ うれひ よそほ 屋内をくない さし いはく をは をく げん かん 一行いちぎやう とど くれなゐ みづか くら なつか あふ 宛然ゑんぜん あひだ あは 呪詛じゆそ 一層いつそう 消息せうそく いは 秋風しうふう きは ことわ 放棄はうき ひつさ ゑが そよ あはれ 愛惜あいじやく さん 菖蒲しやうぶ をし 悪寒をかん 徹宵てつせう いたづ たく 屋外をくぐわい だい 躊躇ちうちよ 夕飯ゆふめし 嘲弄てうろう 一言いちげん 吉原よしはら 風邪ふうじや 今日けふ あた さら のち おほ 雲龍うんりゆう はちす 蒼生さうせい 恩怨おんゑん 倉皇さうくわう あを かうむ 何時なんどき 吹聴ふいちやう なん すが 伯母をば 所以ゆゑん 所謂いはゆる 抛棄はうき さう 自若じじやく 乱墜らんつゐ あが 撤回てつくわい 故旧こきう 髣髴はうふつ はなはだ 丁度ちやうど 洒竹しやちく 洒脱しやだつ 畢竟ひつきやう 湘南しやうなん ほのほ 焦土せうど 烏有ういう 禽獣きんじう 灰燼くわいじん 狭斜けふしや