“抛棄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうき77.3%
はうき13.6%
うっちゃ4.5%
うつちや2.3%
なげすて2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ナターシャを抛棄(ほうき)して活発な追跡をはじめるであろうから、われわれは追跡者の速度に関する算出の基礎を変えるわけにはゆかない。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
彼等(かれら)が幾夜(いくよ)も踊(をど)つて不用(ふよう)に歸(き)した時(とき)には、それが彼等(かれら)の歩(ある)いた路(みち)の傍(はた)に埃(ほこり)に塗(まみ)れながら到(いた)る處(ところ)に抛棄(はうき)せられて散亂(さんらん)して居(ゐ)るのを見(み)るのである。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
群(むれ)を造って出て来るとは惘(あき)れ返った大胆者! お武家様の敵でよしなくとも、抛棄(うっちゃ)って置くことは出来ません。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼(かれ)は又(また)恁(かゝ)る位置(ゐち)になつてからも、人(ひと)が自分(じぶん)を抛棄(うつちや)つては置(お)いて呉(く)れぬのが、却(かへ)つて迷惑(めいわく)で殘念(ざんねん)で有(あ)つた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
私は常に言うのである、「選挙権は陛下が国民に下(くだ)し給える鍵である」と。然(しか)るに国民はその鍵を抛棄(なげすて)て顧みぬとは何事であるか。
選挙人に与う (新字新仮名) / 大隈重信(著)