“はうき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハウキ
語句割合
69.4%
抛棄9.7%
放棄9.7%
伯耆6.5%
3.2%
掃帚1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爺達おやぢたちはうきを持つて一塵も残らないやうに境内を掃ききよめた。若い女達はさま/″\の色彩を持つた草花を何処からか持つて来てゑた。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
されど人間なるが故に、人間たる事実を軽蔑けいべつすべからず。人間たる尊厳を抛棄はうきすべからず。人肉をくらはずんば生き難しとせよ。なんぢとともに人肉をくらはん。
いな、一だいのうちでも、いへ死者ししや出來できれば、そのいへけがれたものとかんがへ、しかばね放棄はうきして、べつあたらしいいへつくつたのである。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
此処の湯は、女の病気にも非常に効目きゝめがあるといふことであつた。従つて浴客が常に絶ゆることがなかつた。それから伯耆はうきに入つて、東郷湖畔に東郷温泉があつた。
女の温泉 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
はうきで掃くやうにして追ひ立てられた時のことを思ひ出した。
赤蛙 (新字旧仮名) / 島木健作(著)
女婢こしもとしりへつゞいて、こはいかに、掃帚はうきまたがり、ハツオウとつて前後ぜんごして冉々ぜん/\としてくものぼつて姿すがたかくす。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)