“箒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうき79.4%
はうき15.2%
ははき1.8%
ぼうき1.8%
0.4%
はふき0.4%
はゝき0.4%
ばうき0.4%
ブルーム0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃を見計らってほうきで掃き集めると米俵に一俵くらいは容易に捕れるというのである。また、鴉を捕る法としてはこんなのがある。
重兵衛さんの一家 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
蚊帳を飛び出して、どうするかと思ふと、何もすることがないものだから、まだ星が出てゐるのに庭をはうきき始めたさうである。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ある年の冬の初め、この庭の主人あるじ一人ひとりの老僕と、朝な朝なははき執りて落ち葉はき集め、これを流れ岸の七個所に積み、積みたるままに二十日あまりちぬ。
(新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「嘉助、二人して水掃ぐべな。」と言ってしゅろぼうきをもって来て水を窓の下のあなへはき寄せていました。
風の又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
定「ナニ寄る気でもないんですが、近いから、あのお寺の前を通ると曲角まがりかどのお寺だもんですから、よく門のとこなんぞをいてゝ、久振ひさしぶりだ、お寄りなてえから、ヘイてんでもと朋輩ほうばいだから寄りますね」
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
わたしにもうまれたいゑ御座ござんするとて威丈高いたけたかになるにをとここらえずはふき振廻ふりまわして、さあけととき拍子ひやうしあやふくなれば、流石さすが女氣おんなぎかなしきことむねせまりて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
するのみなり時に半四郎は大音だいおんあげ盜人どろばう這入はひりしぞや家内の者共起給おきたまへ/\とよばはるにぞ夫れと云つゝ亭主は勿論もちろん飯焚めしたき下男迄一同に騷ぎたち盜人は何處いづくへ這入しと六尺棒或ひは麺棒めんぼう又ははゝき摺子木すりこぎなど得物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ガラツ八はもてあそばれて居るやうな憤懣と、妙に腹の底からコミ上げて來る愉悦を感じました。女の調子には、皮肉な色つぽさがあつて、羽根ばうきで顏中を撫で廻されるやうな心持だつたのです。
これは一本でブルーム熊手レーク叉把ピッチ・フォークの役をする。