-
トップ
>
-
ははき
語句 | 割合 |
箒 | 71.4% |
伯伎 | 14.3% |
母君 | 14.3% |
倒れかけたる
祠には狐や宿を
藉りぬらん、
耳許近き木の枝にのりすれのりすれ
梟の鳴き連るる声いと
凄まじ、木の葉を渡る風はあれど、
塵を清むる
箒無ければ、蜘蛛の巣ばかり時を得顔に
かれここに八十神
忿りて、大穴牟遲の神を殺さむとあひ
議りて、
伯伎の國の
手間の山本
一に至りて云はく
かれその神避りたまひし伊耶那美の神は、出雲の國と
伯伎の國との堺なる
比婆の山
四に
葬めまつりき。ここに伊耶那岐の命、
御佩の
十拳の劒
五を拔きて、その子
迦具土の神の
頸を斬りたまひき。