“忿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いか60.0%
いかり20.0%
おこ17.1%
いきどお2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ阿治志貴高日子根の神は、忿いかりて飛び去りたまふ時に、その同母妹いろも高比賣たかひめの命、その御名を顯さむと思ほして歌ひたまひしく
周は忿いかりがむらむらとこみあげて来て、どうしても押えることができないので、黄吏部の家へいこうとした。成はこれをおしとめていった。
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
彼が忿おこって帰ってしまわないようにと、彼女は言い訳をしたり、御機嫌を取るためにいて笑顔を作ったりした。
不正不義に対する烈火のような忿いきどおりだけはなまなましく、するどく彼の心を突き刺した。
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)