“忿恨”の読み方と例文
読み方割合
ふんこん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今に見ろ、どんなに白々しい夫人でも、血で書いた青木淳の忿恨(ふんこん)の文字に接すると、屹度(きっと)良心の苛責(かしゃく)に打たれて、女らしい悲鳴を挙げる。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
玄機は黙って書斎に入って、暫く坐(ざ)して沈思していた。猜疑(さいぎ)は次第に深くなり、忿恨(ふんこん)は次第に盛んになった。門に迎えた緑翹の顔に、常に無い侮蔑(ぶべつ)の色が見えたようにも思われて来る。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
これすなわち帝王、官長より父母、師長に至(いたる)まで、ともにこれを敬すべき義なり。五に曰く、殺すなかれ。人およそ忿恨(ふんこん)、詈罵(りば)より人を傷(きずつ)け、人を害すべきことを誡(いまし)む。六に曰く、邪淫を行うなかれ。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)