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忿念
ふりがな文庫
“忿念”の読み方と例文
読み方
割合
ふんねん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふんねん
(逆引き)
が、
僥倖
(
ぎょうこう
)
なことには、一同の眼も好奇心に駆られて、
彼方
(
あなた
)
へばかり注がれだしたから、誰あって、末席の新九郎が、怖るべき殺気の
忿念
(
ふんねん
)
につつまれていようとは気がつかない。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
演じて夫人の跨下を出づるに至るや、両人覚えず
大哭
(
たいこく
)
して曰、「名節地を
掃
(
はら
)
ふこと
此
(
ここ
)
に至る。夫れ
復
(
また
)
何をか言はん。然れども
孺子
(
じゆし
)
の為に
辱
(
はづかし
)
めらるること此に至る。必ず殺して以て
忿念
(
ふんねん
)
を
洩
(
も
)
らさん」
八宝飯
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
彼の
忿念
(
ふんねん
)
は刻々と燃えて、握りしめた
柄刀
(
つか
)
に、微かな鍔鳴りがガタガタと聞かれだした。金井一角をさえ真ッ二つにした腕——三太刀振って三人を外さなかった春日新九郎だ。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
忿念(ふんねん)の例文をもっと
(2作品)
見る
忿
漢検1級
部首:⼼
8画
念
常用漢字
小4
部首:⼼
8画
“忿”で始まる語句
忿怒
忿懣
忿
忿然
忿々
忿恨
忿激
忿恚
忿憤
忿怨神
“忿念”のふりがなが多い著者
吉川英治
芥川竜之介