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忿然
ふりがな文庫
“忿然”の読み方と例文
読み方
割合
ふんぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふんぜん
(逆引き)
浪子は
忿然
(
ふんぜん
)
として放ちたる眼光の、彼がまっ黒き目のすさまじきに見返されて、不快に
得堪
(
えた
)
えずぞっと震いつつ、はるかに目をそらしぬ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
「いきなりだと」昂軒は
忿然
(
ふんぜん
)
といきり立ったが、すぐにまた頭を垂れた、そして垂れたままでその頭を左右にゆっくり振った
ひとごろし
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
貴君が
忿然
(
ふんぜん
)
として座を立たれたとき、妾が止めるのも、
肯
(
き
)
かず、憤然として、お帰り遊ばす後姿を見たとき、この方こそ
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
忿然(ふんぜん)の例文をもっと
(8作品)
見る
忿
漢検1級
部首:⼼
8画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“忿”で始まる語句
忿怒
忿懣
忿
忿々
忿恨
忿念
忿激
忿恚
忿憤
忿怨神
“忿然”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
山本周五郎
菊池寛
宮本百合子