“苛責”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かしゃく67.9%
かしやく10.3%
いぢめ3.8%
さい3.8%
せめ3.8%
いじ2.6%
いじめ2.6%
さいな2.6%
いぢ1.3%
くるしみ1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“苛責”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語15.4%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語8.1%
文学 > 日本文学 > 戯曲2.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
語るを聞いて泰助は心のうちに思うよう、いかさま得三に苛責かしゃくされて、下枝かあるいは妹か、さることもあらむかし。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
われわれの間に不和が生じたとすれば、それは、われわれの受けている運命の苛責かしゃくがあまりにきびしかったからだ。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
かれれでも良心りやうしん苛責かしやくたいして編笠あみがさかほへだてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
貴方あなたは一生涯しやうがいだれにも苛責かしやくされたことく、健康けんかうなることうしごと
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
金力と云つたものが、丸切り奪はれてゐる父が、黄金魔と云つてもよいやうな相手から、赤児の手を捻ぢるやうに、苛責いぢめられる。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
が、それが悪意のある相手の手に帰して、こちらを苛責いぢめるための道具に使はれてゐる以上、相手が書換や猶予の相談に応ずべき筈はなかつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
どうする事も出来ないのが、全く私一人の責任であるかのような心苦しさに苛責さいなまれて、両手を顔に当てて
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……と思う間もなくどこの何者とも知れない女性の叫びに苛責さいなまれ初めた絶体絶命のいき地獄……この世の事とも思われぬほど深刻な悲恋を、救うことも、逃げる事も出来ない永劫えいごうの苛責……。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
体は日に増して恢復して行ったが、心の苦悶は肉体と反対に日夜、慚愧ざんき牛頭ごず馬頭めず苛責せめられた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
常闇とこやみつきぬ苛責せめにやさまよふべき。
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
弱いうさぎを、苛責いじめる牝豹めひょうか何かのように、瑠璃子は何処どこまでも、皮肉に逆に逆に出るのであった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
それは私以外の人達が一人も気付いてお出でにならない……そうして同時にタッタ一人私だけを苛責いじめ、威かすために執行とりおこなわれた、世にも恐ろしい、長たらしい拷問ごうもんだったのですから……。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「ちっとも出したくはありません。仕方がないから——仕方がないんです。昨夕ゆうべも今日も散々苛責いじめられました」
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
金力と云ったものが、丸切り奪われている父が、黄金魔と云ってもよいような相手から、赤児あかごの手をじるように、苛責いじめられる。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
さなきだにかれ憔悴せうすゐしたかほ不幸ふかうなる内心ないしん煩悶はんもんと、長日月ちやうじつげつ恐怖きようふとにて、苛責さいなまれいたこゝろを、かゞみうつしたやうにあらはしてゐるのに。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
さなきだにかれ憔悴しょうすいしたかお不幸ふこうなる内心ないしん煩悶はんもんと、長日月ちょうじつげつ恐怖きょうふとにて、苛責さいなまれいたこころを、かがみうつしたようにあらわしているのに。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
弱い兎を、苛責いぢめる牝豹か何かのやうに、瑠璃子は何処までも、皮肉に逆に逆に出るのであつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
ああ神様…………私たち二人は、こんな苛責くるしみに会いながら、病気一つせずに、日にし丸々と肥って、康強すこやかに、美しくそだって行くのです、この島の清らかな風と、水と、豊穣ゆたか食物かてと、美しい、楽しい、花と鳥とに護られて…………。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)