“牝豹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めひょう87.5%
めすひょう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猿沢夫人は痩せぎすの、敏捷びんしょうそうな身体つきの女性です。顔は美しいけれどもやや険があって、それは牝豹めひょうか何かを聯想れんそうさせました。
Sの背中 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
ミチはきつい眼になり、その白い頬を痙攣けいれんさせ、構えもせずに牝豹めひょうを思わせる敏捷びんしょうさで男に飛びつくと、その口に近い皮膚を力をこめてつねった。
刺青 (新字新仮名) / 富田常雄(著)
そして、同園秘蔵の牝豹めすひょうがゆうべのうちにおりの中から姿を消してしまったと申し出でた。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)