“いぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
23.8%
意地21.8%
20.8%
11.9%
5.9%
4.0%
4.0%
可憐2.0%
1.0%
1.0%
苛責1.0%
萎縮1.0%
1.0%
1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもチヨンはうつむいて川原の砂をくつて居るばかりで親猿の所へ行かうとはしないのです。与兵衛はポロ/\涙を流しながら
山さち川さち (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)
恩惠ね/″\り、幸福餘所行姿言寄りをる。それにぢゃ、意地くねのった少女のやうに、口先らせて運命ひ、ふ。
「いけないね、秀ちやんは」と、おつねが二人の横に立つて、——「うちの子をめると承知しないから、さア、仲直りなさいよ」
一の酉 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)
何故外の用を先にしたと言つて給仕をめてゐたつけが、感情を發表するに正直だといふ點では、我々は遠く逢坂に及ばないよ。
我等の一団と彼 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
根生まがりの、ひねつこびれの、りの、かけの、嫌やな奴め、這入つて來たら散々とめてやる物を、歸つたは惜しい事をした、どれ下駄をお貸し、一寸見てやる
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
どうでせう、省吾の奴も君の御厄介に成つてるが、彼様な風で物に成りませうか。もう少許活溌だと好いがねえ。どうも女のやうな気分の奴で、泣易くて困る。平素弟にめられ通しだ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
とさへ思つた父! われ/\少年時代の幸福の全部を引浚つて行つてしまつた父! その父のためにこそわれ/\兄妹はどんなに悲しいけた生活をして来たことか?
父の帰宅 (新字旧仮名) / 小寺菊子(著)
見榮も恰好もなく着るによいだけ厚着をして、どれも皆元氣よく野獸のやうに強い響きをもつた、しかし其のなかに異樣なくらゐ可憐らしさの籠つた言葉でもつて、大聲に喚き合はしてゐる。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
御自分はかくしへども、他所行着のおよりとりべりの手巾つけしたるくさ、散々といぢめていぢめて、いて、れからはしてかぬ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
しく或は軽浮であらうとも俺にはまた却てその無邪気と痴態とがらしくも亦らしく思はれたのだつた……そればかりか俺も亦釣られて栗鼠のやうに飛びあるいた……而してひには二人とも監獄に堕ちて了つた……兎に角……と又右の眼が霊魂に喰ひ入るやうに覗き込む……汝達はあまりに夢想家だつた
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
弱い兎を、苛責める牝豹か何かのやうに、瑠璃子は何処までも、皮肉に逆に逆に出るのであつた。美奈子は、青年の顔を見るのに堪へなかつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
痛み易い少年期に於いて圭一郎をどれほど萎縮けさしたことかしれない——圭一郎は、一日に一回は
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
悪戯な頑童どのに頸へ縄をくゝし附けられて病院の原に引摺られ、散三められた上に古井戸の中へ投込まれやうとした処を今の旦那に救けられたのだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
めるやうにして可愛がるといふのが、かれ等の性慾ですよ。だから小さければ小さいほど好いんです、……
一室 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)