“戀”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
こひ65.1%
19.0%
こほ7.9%
これ1.6%
こゑ1.6%
ごひ1.6%
した1.6%
ラヴ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内山君うちやまくん足下そくか此位このくらゐにしてかう。さてかくごとくにぼくこひ其物そのもの隨喜ずゐきした。これは失戀しつれんたまものかもれない。明後日みやうごにちぼく歸京きゝやうする。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ベンヺ そのカピューレットの例會れいくわいに、足下きみしたふローザラインが、このヹローナで評判ひゃうばんのあらゆる美人達びじんたち同席どうせきするは都合つがふぢゃ。
こほしくに痛きわが身ぞ。いちじろく身にしみとほり、むらぎもの心くだけて、死なむ命、俄かになりぬ……」
伊勢物語など (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
此頃の明け暮れ思ひを碎くに理由わけあり、花ちらす吹雪の風は此處に憂からねど、嬉しき使ひは此これにのりて來にけり、父は有名の某省次官どの、家は内福の聞え高き
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あるとき婦女おんなどもにかたをたゝかせて、こゝろうかれるやうこゑのはなしなどさせてくに、ひとあごのはづるゝ可笑をかしさとてわらけるやうらちのなきさへ、には一々あはれにて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
こもごひひとこそらね、)
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
ふうときて取出とりいだせば一尋ひとひろあまりにふでのあやもなく、有難ありがたこと數々かず/\かたじけなきこと山々やま/\おもふ、したふ、わすれがたし、なみだむねほのほ此等これら文字もじ縱横じゆうわうらして
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
たッた一をでも宣言おほせられたならば、小生それがし滿足まんぞくいたす。たゞ嗚呼あゝ」とだけさけばっしゃい、たッた一言ひとことラヴとか、ダヴとか宣言おほせられい。