“戀死”の読み方と例文
新字:恋死
読み方割合
こひじに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夕暮色ゆふぐれいろ薔薇ばらの花、うれひなかばんでゐる、あゝたそがれどききり夕暮色ゆふぐれいろ薔薇ばらの花、ぐつたりした手に接吻せつぷんしながら、おまへは戀死こひじにでもしさうだ、僞善ぎぜんの花よ、無言むごんの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
... 老い枯れし老婆の御身に嫌はるゝは、可惜あたら武士ものゝふ戀死こひじにせんいのちを思へば物の數ならず、るにても昨夜よべの返事、如何に遊ばすやら』。『幾度申しても御返事は同じこと、あな蒼蠅うるさき人や』
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)