“可惜”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あたら76.6%
あったら9.1%
おし3.9%
あつたら2.6%
いと1.3%
いとおし1.3%
おしむべくは1.3%
をし1.3%
をしい1.3%
をしむべし1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“可惜”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.9%
文学 > 日本文学 > 日本文学1.4%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
御邊ごへん可惜あたら武士を捨てて世をのがれ給ひしも、扨は横笛が深草の里に果敢はかなき終りをげたりしも
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
「さては、昨夜の山伏の詭計きけいだったか。浅ましくもまた、卑劣な賊めら。人を見損のうて、可惜あたら一命をむだにするな」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其許そこもとらが生きているうちに成功しなんだら、可惜あったらほり埋草うめくさじゃ。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あつらえてこしらえたような、こういう方がまたあろうか、と可惜あったらもので。
誓之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「正太さんもどうか成らないか。ああして遊ばせて置くのは、可惜おしいものだ」と三吉は心配そうにお雪に話して、おいの様子を見る為に、駒形の方へ出掛けた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
真実ほんとに——寝て了うのは可惜おしいような晩ねえ」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「おしなさんも可惜あつたらいのちをなあ」と一人ひとりおもしたやうにいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「そんでも可惜あつたらもんだからよ」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
父にして見れば早く妻に別れて、男手一つで育て上げた一人息子は掌中の珠より可惜いとしかった。
愛の為めに (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
可愛い夫が可惜いとおしがる大切なおしゅうの娘、ならば身替りにも、と云う逆上のぼせ方。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
到底その任にあらざることは知りながら、ことわることのいたって下手な小生のこととて、ついうかうかとひき受けて、この駄文を草し、可惜おしむべくは錦上枯木を添ふるの不風流をあえてした。
の一のかはをがれたために可惜をしや、おはるむすめ繼母まゝはゝのために手酷てひど折檻せつかんけて、身投みなげをしたが、それのちこと
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
心状しんじやうのほどはらず、仲問ちうげん風情ふぜいには可惜をしい男振をとこぶりわかいものが、鼻綺麗はなぎれいで、勞力ほねをしまずはたらくから、これはもありさうなこと上下かみしもこぞつてとほりがよく、元二げんじ元二げんじたいした評判ひやうばん
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
われ二大家を以て元禄作家の摸擬者と貶する者ならず、別に天真の詩才ありて存すること我が深く二大家に信ずる所なるが、可惜をしむべし、此二書の世に出たるより、余をしてかねて元禄文学に面白からずと思ひしところを、此二書を通じて訴へ出づるの止むを得ざるに至らしめぬ。