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『熊の足跡』
ふりがな文庫
『
熊の足跡
(
くまのあしあと
)
』
勿來 連日の風雨でとまつた東北線が開通したと聞いて、明治四十三年九月七日の朝、上野から海岸線の汽車に乘つた。三時過ぎ關本驛で下り、車で平潟へ。 平潟は名だたる漁場である。灣の南方を、町から當面の出島をかけて、蝦蛄の這ふ樣にずらり足杭を見せた …
著者
徳冨蘆花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約25分(500文字/分)
朗読目安時間
約41分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
間
(
あはひ
)
俺
(
わたし
)
阿母
(
おかあさん
)
恐
(
お
)
放
(
ひ
)
復
(
か
)
自
(
おのづ
)
言
(
ものい
)
背
(
うしろ
)
畔
(
はた
)
黒
(
くろず
)
斯
(
かう
)
捉
(
つらま
)
唯
(
たつた
)
蹲
(
しやが
)
朴
(
きと
)
其樣
(
そう
)
鮮
(
あたら
)
搖
(
うご
)
徑
(
わたり
)
囂
(
がう
)
颯
(
さあ
)
掬
(
むす
)
瀟洒
(
さつぱり
)
蜉蝣
(
ふいう
)
極
(
ごく
)
曩日
(
なうじつ
)
斯樣
(
こんな
)
遽
(
あわ
)
息
(
いこ
)
如何
(
どう
)
颯
(
ざあ
)
唯
(
と
)
周圍
(
めぐり
)
分
(
ぶ
)
因
(
ちな
)
地楡
(
われもかう
)
立上
(
のぼ
)
茶店
(
さてん
)
瞬
(
またゝ
)
荊棘
(
けいきよく
)
巴形
(
ともゑなり
)
哩
(
まいる
)
薄荷
(
はつか
)
玫瑰
(
まいくわい
)
狹
(
せ
)
燻
(
くすぶ
)
滴
(
したゝ
)
丘上
(
をかのうへ
)
清水
(
しみづ
)
洋傘
(
かさ
)
憤
(
いきどほ
)
負
(
おぶ
)
賑合
(
にぎはひ
)
檞
(
かしは
)
加之
(
しかも
)
軋
(
ぎい
)
旭川
(
あさひがは
)
晩
(
おく
)
朦朧
(
まうろう
)
喇叭
(
らつぱ
)
翳
(
かげ
)
七飯
(
なゝえ
)
紫衣
(
しえ
)
窄
(
せま
)
磐城
(
いはき
)
硫黄
(
いわう
)
茶路
(
ちやろ
)
畔
(
くろ
)
藁苞
(
わらつと
)
黛色
(
たいしよく
)
淡路
(
あはぢ
)
蝦蛄
(
しやこ
)
一柄
(
いつぺい
)
蟠居
(
ばんきよ
)
行脚
(
あんぎや
)
水際
(
みぎは
)
水草
(
みづくさ
)
比布
(
ぴつぷ
)
檞樹
(
かしはのき
)
跨
(
またが
)
五歳
(
いつゝ
)
鰹舟
(
かつをぶね
)
桔梗
(
ききやう
)
倏忽
(
たちまち
)
札幌
(
さつぽろ
)
岩木
(
いはき
)
平潟
(
ひらがた
)
幽凄
(
いうせい
)
岬角
(
かふかく
)
駈
(
かけ
)
心
(
しん
)
呎
(
フイート
)
青黝
(
あをぐろ
)
雛妓
(
おしやく
)
隧道
(
とんねる
)
小樽
(
をたる
)
弓弭
(
ゆはづ
)
大鰐
(
おほわに
)
最早
(
もう
)