“旭川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょくせん25.0%
あさひかは25.0%
あさひがは25.0%
あさひがわ12.5%
あさひかわ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十一月八日 旭川きょくせんより桜坡子はじめて男子を得しとのこと言ひ来る。返事に、ついであれば桜坡子に言づてよとて。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
里見君は旭川あさひかはでオムレツを食ひ、「オムレツと云ふものはうまいもんだなあ」としみじみ感心してゐただけでも大抵たいてい想像できるだらう。
講演軍記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
私は旭川あさひがはへ來て友人のMに逢ひ、彼の案内で東旭川ひがしあさひがは村を訪ねた。九月も十日すぎのある日だつた。
東旭川村にて (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
月の末方すえがたには、除隊の兵士が帰って来る。近衛か、第一師団か、せめて横須賀よこすかぐらいならまだしも、運悪く北海道三界旭川あさひがわへでもやられた者は、二年ぶり三年ぶりで帰って来るのだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
根室ねむろ沖が「危険地帯」の発火点になるための外交辞令はととのった形である。二十日私は旭川あさひかわにいた。