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巴形
ふりがな文庫
“巴形”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ともえがた
50.0%
ともえなり
25.0%
ともゑなり
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともえがた
(逆引き)
そのかわり、牛が三頭、
犢
(
こうし
)
を
一頭
(
ひとつ
)
連れて、
雌雄
(
めすおす
)
の、どれもずずんと
大
(
おおき
)
く真黒なのが、
前途
(
ゆくて
)
の細道を
巴形
(
ともえがた
)
に
塞
(
ふさ
)
いで、悠々と遊んでいた、渦が巻くようである。
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
巴形(ともえがた)の例文をもっと
(2作品)
見る
ともえなり
(逆引き)
ふっと眼を上げると、向うには鶴子が
櫓
(
やぐら
)
に
突伏
(
つっぷ
)
して好い気もちにスヤ/\寝て居る。炬燵の上には、猫が
咽
(
のど
)
も
鳴
(
な
)
らさず
巴形
(
ともえなり
)
に眠って居る。九時近い時計がカチ/\鳴る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
巴形(ともえなり)の例文をもっと
(1作品)
見る
ともゑなり
(逆引き)
札幌
(
さつぽろ
)
行の列車は、
函館
(
はこだて
)
の雜沓をあとにして、桔梗、
七飯
(
なゝえ
)
と次第に上つて行く。皮をめくる樣に頭が輕くなる。
臥牛山
(
ぐわぎうざん
)
を
心
(
しん
)
にした
巴形
(
ともゑなり
)
の函館が、
鳥瞰圖
(
てうかんづ
)
を展べた樣に眼下に開ける。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
巴形(ともゑなり)の例文をもっと
(1作品)
見る
巴
漢検準1級
部首:⼰
4画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
“巴”で始まる語句
巴里
巴
巴旦杏
巴屋
巴渦
巴蜀
巴丹杏
巴黎
巴理
巴丘
“巴形”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
和辻哲郎
泉鏡花